補綴物と金属アレルギーの関係性

2018年03月14日

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こんにちは、右京区山ノ内の
村井歯科医院です！

金属アレルギーという病気をご存知でしょうか。
金属アレルギーは金属を使って治療を行う場合に必ず念頭に置かなければいけない病気で、歯科治療で頻繁に耳にする疾患の一つです。
入れ歯の治療やインレーやクラウンなどの金属の治療を行った後になんらかの問題が起こった時には注意しなければいけません。
金属アレルギーと補綴物との関係についてご紹介いたします。

金属アレルギーは金属の成分が唾液などの中にイオンという状態になって溶け出すことで発症します。
体内には様々なタンパク質があり、このタンパク質はイオンと結合して異質なタンパク質になり、このタンパク質が体に異常を引き起こすのが金属アレルギーの仕組みで、ピアスなどをつけた後に耳たぶが腫れてしまったり、体の内部に異常が起こってくることがあります。
このアレルギーによって起こる異常の一つに手のひらに起こる掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）という病気があります。
この病気は治療が難しい病気なので、必ず注意しなければいけません。

補綴物の中にもこのような金属アレルギーを引き起こす成分が含まれていることがあるので、自費の補綴物で多用されるチタンやゴールドなどの非常に安全性の高い材料を使って治療を受けると、このようなトラブルを経験しないでも済みます。
チタンやゴールドはなかなかイオンにならず、非常に安定性が高い上に、上部で長期間使うのに適している材料です。
金属アレルギーと病院で指摘されたり、アレルギー体質があり体質的に金属を利用するのが怖い場合にはしっかりと歯医者に相談してくださいね。